本プログラムにも設立時より関わっていただいている総合文化研究科の長谷川寿一教授が今年度をもってご退職されるということで、駒場キャンパスの教室にて最終講義が開催されました。
学生の時からの研究テーマを振り返り、チンパンジーをはじめとして、クジャクやゾウなどの多様な動物について研究をされてきたご経験、そして「Sociobiology」の議論に象徴される分野の新しい流れの中で「特別なチンパンジー」であるヒトについても理解を目指してこられたことなどをお話しされていました。
講義の中で先生は研究者の仕事は教育・研究・社会貢献・大学運営の4つであるとおっしゃっていましたが、会場にいらっしゃっていた方々の多様さからも、全ての面において先生がご活躍されてきたということが伝わってきました。ご退職は一つの節目ではありますが、プログラム関係者一同、今後の更なるご活躍をお祈りしております。