プログラム紹介

特色

東大ならではの少数精鋭教育

理系・文系を問わず専門分野の知識を持ちながら、科学技術と社会との関係を考え、両者のより良い関係を築くための核となる人材を育てるため、毎年10名程度の大学院生を選抜し、少人数で密度の濃い教育を行います。

1年半で修了の大学院副専攻プログラム

全学から集まった多彩な講師陣による講義や演習、研究現場の見学、異分野を学ぶ受講生同士のディスカッションなど、分野横断的な活動を重視したプログラムです。カリキュラムは冬学期からスタートし、1年半で完結します。この間に所定の単位を取得すると、総合文化研究科長より修了証が授与されます。

柔軟な授業スケジュール

原則として授業は平日の5・6限に実施していますが、集中講義や土曜の授業なども多用した柔軟な授業スケジュールを組み、本専攻に支障なく履修できるよう配慮しています。

ロゴへの想い

ベースとなるのは東京大学のイチョウのロゴマーク。 イチョウの葉をアルファベットの「S」の文字に見立て、Science(科学)とSociety(社会)の頭文字である2つの「S」が近づき、重なり、互いに調和するようすをイメージして作られました。

沿革

科学技術振興調整費は、総合科学技術会議の方針に沿って文部科学省が運用を行う、政策誘導型の競争的資金として活用されるものです。 また、一層の効果的・効率的活用を図る観点から、平成16年度より、公募の受付、審査・評価の支援、課題管理等の事務の一部を独立行政法人科学技術振興機構(JST)が受託しています。「科学技術インタープリター養成プログラム」は新興分野人材養成において2005年に採択され、秋からスタートしたプログラムです。このとき、北海道大学「科学技術コミュニケーター養成ユニット
」(CoSTEP)と、早稲田大学「科学技術ジャーナリスト養成プログラム」(MAJESTy)も同時に採択され、スタートしました。

科学技術振興調整費の支援を受けたプログラムとしては、2010年の3月をもって終了しましたが、引き続き2010年4月からは、東京大学教養学部附属教養教育高度化機構(2014年2月からは「東京大学大学院総合文化研究科・教養学部附属教養教育高度化機構」)の中の「科学技術インタープリター養成部門」と位置づけられ、これまでと同様に東京大学全学の大学院生を対象とした大学院副専攻プログラムとして継続しています。2012年10月からは、教養学部後期課程の学生を対象とした「学融合プログラム」の一つとしても位置付けられ、後期学部生向けにも授業を開講しています。

そして2023年4月から「科学技術インタープリター養成部門」は、「科学技術コミュニケーション部門」として新たに出発します。科学技術インタープリター養成プログラムは、科学技術コミュニケーション部門の事業のひとつと運営しつつ、ほか二事業である研究事業、発信事業と連携をとりながら力を入れえていきます。

科学技術インタープリターの必要性

科学技術が日常生活に密着している現在。インターネットや医療だけでなく、わたしたちが日々食べているものも着ているものも、すべてが最先端の科学技術と関係しています。でもその一方で、難解で複雑な科学技術への心理的な距離は遠くなるばかり。世の中の科学離れも進んでいます。

科学技術インタープリターは、一般社会と科学技術の間をつなぐ人材です。単に科学技術を普及啓発するのではなく、市民が科学技術に対して抱く疑問や意見を受け止めること、科学技術が社会に与える影響を多面的に考え問題提起すること、など、双方向的な役割が求められます。専門分野に関わらず、そういった視点やマインドを持った人材が、さまざまなセクター・立場で活動することで、より多くの人々が科学技術について関心を持ち、自ら考え判断する力を高め、科学と社会とのより良い関係を築くことにつながります。

多方面への輩出実績

科学技術インタープリター養成プログラムでは、科学技術を「わかりやすく伝える」だけでなく、科学技術の「何を伝えるか」をも考え、一般社会と科学技術の間の双方向コミュニケーションを実現できる人材を、社会のあらゆる場面へ送り出すことを目指しています。プログラム開設以来、92名の修了者を輩出しました(2018年4月現在)。修了者は、研究開発・教育・科学技術行政・ジャーナリズムなど、幅広い分野で精力的に活躍しています。

これまでの受講者(1―13期)