カリキュラムとスケジュール

カリキュラム

単に科学技術の啓蒙活動ではなく、社会の中の科学がもたらしうる問題提起や、進むべき方向を示唆できる人材を育て、社会のさまざまな場面で核となって活躍してほしいーーそのために、文理を問わず、全学の大学院生を対象とした副専攻プログラムとして設置されています。 プログラムは、毎年10月に始まり最短だと翌々年3月までの1年半で完結します。その間に、20単位を取得することにより、総合文化研究科長より修了証が授与されます。座学だけでなく、演習・実習や学外での実践など、さまざまな活動の機会をバランスよく提供しています。また、ワークショップやイベント、現場見学、成果発表会など、学外の人々との恊働や社会に向けたコミュニケーション活動も教育の一部として取り入れています。

必修科目(必修6単位)

科学技術の「何を伝えるか」について深く考察するための科目群です。主として講義とディスカッションを通じて、科学コミュニケーションの基礎理論や歴史的・社会的背景、科学技術インタープリターとして持つべき視点を学びます。

  • 科学技術インタープリター論Ⅰ
  • 科学技術コミュニケーション基礎論Ⅰ
  • 現代科学技術論Ⅰ

選択科目(選択6単位)

「どう伝えるか」についての表現手法やスキルを身につけるための科目群です。ライティングや教材制作、プレゼンテーションなどの実習や相互評価を行い、異なる専門性を持つ人々とのコミュニケーションの方法を探ります。

  • 科学技術コミュニケーション演習Ⅰ・Ⅱ
  • 科学技術リテラシー論Ⅰ
  • 科学技術表現論Ⅰ・Ⅱ
  • 科学技術ライティング論Ⅰ
  • 科学技術表現実験実習Ⅰ・Ⅱ
  • 科学技術コインタープリター特論Ⅰ
  • 現代科学技術概論Ⅰ・Ⅱ など

修了研究(必修8単位)

調査・分析、コミュニケーション活動の実践など、各自でテーマを設定し、担当教員の指導のもと、1年間をかけて研究活動を行います。その成果は修了論文としてまとめるとともに、一般公開の研究発表会も行います。

  • 科学技術インタープリター研究指導Ⅰ・Ⅱ
  • 科学技術インタープリター特別研究Ⅰ・Ⅱ

各授業内容については下記ページをご覧ください。


開講スケジュール

1年目冬学期

09月 受講生ガイダンス
10月 冬学期授業開始

2年目夏学期

04月 夏学期授業開始、修了研究開始

2年目冬学期

09月 中間発表会(外部に非公開)
02月 修了発表会(外部に公開)、修了論文の提出
03月 修了式