必修科目
科学技術インタープリター養成プログラムでは、下記3つの必修科目のほか、「科学技術インタープリター研究指導 I・II」と「科学技術インタープリター特別研究I・II」が必修となっています。
科学技術コミュニケーション基礎論I
担当教員
廣野喜幸 (総合文化研究科 教授)
定松淳 (科学技術コミュニケーション部門 特任准教授)
内田麻理香 (科学技術コミュニケーション部門 特任准教授)
授業概要
科学コミュニケーションの理解度を深めるため、そしてそうした理解を実践へとつなげるための基礎を学ぶ。 複数教員によるオムニバス授業。講義および討論。グループディスカッション等も積極的に取り込んで行う。
科学に慣れ親しんでいない人には、何を伝えたらよいのか、科学技術の研究に没頭している研究者に何を伝えるべきなのか?科学技術の進展の波及効果を考えるには、科学の基礎知識、幅広い見識、思索が必要であることを、科学技術に関連した具体的事例をとりあげながら理解する。
科学技術インタープリター研究指導Ⅰ・Ⅱ
担当教員
定松淳 (科学技術コミュニケーション部門 特任准教授)
内田麻理香 (科学技術コミュニケーション部門 特任准教授)
授業概要
本授業は、科学技術インタープリター養成プログラムの受講生が修了研究の計画について発表し、受講生同士の議論・助言を通して学びあい、教員のサポートをもとに修了研究の実現に寄与することを目的とする。
選択科目(一部)
科学技術インタープリター養成プログラムでは、下記の選択科目が開講されています。(科目によっては後期課程の学融合プログラムとしても履修が可能です。)
科学技術インタープリター論Ⅱ
担当教員
松田恭幸 (総合文化研究科 教授)
大杉美穂 (総合文化研究科 教授)
定松淳 (科学技術コミュニケーション部門 特任准教授)
授業概要
研究者はどのような動機と問題意識をもって、それぞれの研究に携わっているのか、異なる研究分野におけるディシプリンの違い、また科学という営みやその研究成果は(研究者集団と異なる)ほかの集団の中でどのようにとらえられているのか。様々な専門分野の先生方によるオムニバス形式の授業を行う。
現代科学技術概論III
担当教員
江間有沙 (未来ビジョン研究センター 准教授)
國吉康夫 (情報理工学系研究科 教授・次世代知脳科学研究センター長)
佐倉 統 (情報学環 教授)
城山英明 (公共政策大学院 教授)
授業概要
「人工知能」という言葉を新聞紙面で見ない日はないほど、自動運転・農業・医療・金融・サービスなど様々な人工知能が紹介され、社会的な関心は高まっています。本授業では、人工知能関連技術と密接に関係する分野や学問領域からゲスト講師をお招きして話題提供いただき、「どのような社会を目指し、そのために技術や人は何ができるか」といった視点から「人工知能と社会」における論点を考えます。
科学技術インタープリター特論II
担当教員
内田麻理香(科学技術コミュニケーション部門 特任准教授)
科学技術インタープリター特論Ⅲ
担当教員
定松淳(科学技術コミュニケーション部門 特任准教授)
科学技術リテラシー論I
担当教員
小松美彦 (科学技術コミュニケーション部門 客員教授)
科学技術表現論I
担当教員
大島まり (情報学環/生産技術研究所 教授)
佐倉 統 (情報学環 教授)
丹羽美之 (情報学環 准教授)
授業概要
科学技術と社会をつなぐチャンネルとして、マスメディアと博物館に焦点をあて、科学技術と社会のコミュニケーションを論じる。2011 年の大震災以後科学技術情報の公開がスムーズに行われなかったことから、科学技術の専門家だけでなく、科学コミュニケーションや科学ジャーナリズムのあり方が批判された。この授業ではこのような経緯を踏まえ、科学技術とマスメディアと社会がどのような関係を構築するべきなのかを考える。教室での座学講義の他に、博物館の見学、メディア実務家の講義、出前授業の検討、科学コミュニケーション活動の現場訪問なども予定しており、科学を伝えるとはどういうことなのか、頭と身体で一緒に考えてみたい。
科学技術表現論II
担当教員
内田麻理香(科学技術コミュニケーション部門 特任准教授)
科学技術コミュニケーション演習I
担当教員
岡本拓司 (総合文化研究科 教授)
授業概要
コミュニケーションに直接関わる材料ではなく、科学・技術とは何か、方法論の特徴はどのようなものか、その歴史はどのように展開したかといった話題を、原資料や論文を読みながら考えていく演習を行っている。[写真はRudolph Koenigの音響分析機(駒場博物館蔵)]
科学技術コミュニケーション演習II
担当教員
石原孝二 (総合文化研究科 教授)
授業概要
扱うテーマは毎年変わる。最近では、精神医学や障害学に関わる科学コミュニケーションの問題を多く扱っている。[写真は精神障害をもつ当事者や支援者による地域共同体「べてる」のシンボル、旧べてる]
科学技術表現実験実習I
担当教員
川越至桜 (生産技術研究所 准教授)
授業概要
本講義では、科学技術と社会がかかわる様々なテーマにそくして、科学技術について書くことの意味、そして、いかに書くかについての理解を深める。まず、科学技術について伝えるという営みの実際を把握し、その後、当該テーマに関する議論等をまじえたうえで、文章を書き、それが実際にきちんと伝わるかを確認する。