市民公開講座「ありんこ・ウォッチング」第3弾
※定員に達したため、申込みを締め切りました(2019/05/08 16:15)。
足もとにいる、小さな小さなアリ。身近な昆虫であるアリですが、アリの「ほんと」の姿はあまり知られていません。アリは日本だけで300種類もいるってほんと? 女王アリは10年以上も生きるってほんと? アリを観察する方法から、気になる怖い?アリの話まで。アリのすべてをお教えします。
開催概要
アリの専門家で博物館でもご活躍されていた山口 剛 先生と現役のアリ研究者である藤岡 春菜 先生を講師にお招きして、アリを観るときのポイントやその楽しさを教えてもらいます。
- 講義
アリは身近な生き物の一つです。アリを見たことがないという方はいないでしょう。しかし、種類は多くいて日本だけでも約300種類もいます。公園、庭、道端などにも少なくとも4~5種類のアリがいます。今回の講義では、身近なアリの生態について一緒に学びましょう。それぞれの種類は、姿や大きさが違うだけでなく、生活の仕方も違います。今回は、代表的な身近な種類について、どのような場所に巣を作っているか、どうやって巣仲間と協力して餌集めをしているのかなど、野外で観察できる生態について紹介します。
- 実習
アリは家族で生活しています。普段、野外で観察できるのは働きアリだけです。巣の中には、働きアリの他に、女王アリや卵、幼虫、蛹(さなぎ)などがいます。野外で巣の中を観察しようとすると巣を壊さなくてはなりません。この時には、逃げ惑うアリの姿しか見ることができません。そこで、巣の中のアリの生活の様子を観察するためには飼育する必要があります。この実習では、アリの飼育方法や飼育中のアリの家族を観察します。普段見ることの出来ない生きた女王アリをじっくり観察してみましょう。
- 野外観察
まず、大学のキャンパス内でアリの巣を各自で探してみましょう。地面に穴が開いているだけではアリの巣だとは限りません。その後、皆さんが探した巣のアリの種類を調べてみましょう。その後、アリに餌を与えてみましょう。餌を運ぶ、餌に集まるなどの行動だけではなく、餌をめぐって違う種類のアリが戦う様子なども観察できるかもしれません。
日時: 2019年5月12日(日) 14:00 – 17:00
講師: 山口 剛・藤岡 春菜
場所: 東京大学駒場キャンパス・21 KOMCEE East 1階入口前 集合【地図】
- 講義は21 KOMCEE East 3F 生物実験実習室3にて行います。
参加費: 無料
お申込み
※定員に達したため、申込みを締め切りました(2019/05/08 16:15)。
こちらのフォームからお申込みください。
(このイベントは申込みが必要です)
注意事項
- 定員は各回それぞれ30名程度です。参加希望者が多い場合には、申込みを締切らせていただくことがありますので、ご了承下さい。
- どちらの回も大学構内での野外での観察を計画しています。ご参加の際には、熱中症や虫さされの対策を各自お願いいたします。
- 雨天の場合は、野外観察の部は室内でのアリ観察に変更になります。
お問い合わせ
東京大学教養学部附属教養教育高度化機構科学技術インタープリター養成部門
Email: info[at]science-interpreter.c.u-tokyo.ac.jp/ ([at]を@に変えてください)
URL: http://science-interpreter.c.u-tokyo.ac.jp/