学術系クラウドファンディングの特性についての研究

2024-11-21

15期生の太田英暁さんらによる論考「支援者と実施者、両面からの日本国内の学術系クラウドファンディングの特性検討」が、『科学技術コミュニケーション』 第35号に掲載されました。太田さんの科学技術インタープリター養成プログラムでの修了論文/2022年度を大幅に加筆したもので、学術系クラウドファンディングに支援している人々の属性や、支援理由、支援額、支援回数などを、質問紙による調査により明らかにしようとするとともに、クラウドファンディングを実施した研究者1名にインタビューを行った研究です。クラウドファンディングに支援をしている人々を研究者/非研究者に区別した場合、非研究者の方が、支援額も支援回数も多いという結果も得られ、この非研究者の支援は非専門家層との科学コミュニケーションを可能にする窓口としての役割が期待できることを明らかにしています。